ポリエステル vs 不織布|オリジナルエコバッグ素材の賢い選び方
ポリエステル vs 不織布|オリジナルエコバッグ素材の賢い選び方
インデックス
はじめに
オリジナルエコバッグを作りたいと考えているものの、どの素材を選ぶべきか迷っていませんか?
「コストを抑えたいけれど、安っぽく見えるのは避けたい」
「環境に配慮したいけれど、予算オーバーは困る」
「耐久性も大事だけど、実際どれくらい使えるのかイメージできない」
販促品・ノベルティ担当者として、こうした悩みは尽きないでしょう。
特にエコバッグは企業イメージに直結する販促品であるため、素材選びには慎重になりますよね。
今回は、エコバッグ素材の主流となっている「ポリエステル」と「不織布」を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを明確にします。
この記事を読めば、あなたの企業にぴったりのエコバッグ素材が見つかるはずです。
ポリエステルと不織布の特徴と比較

ポリエステル製エコバッグの特徴とメリット・デメリット

ポリエステルとは?
ポリエステルは石油から作られる合成繊維の一種です。衣類やカーテンなど、私たちの身近な製品に幅広く使われています。エコバッグ素材としての主な特徴は次の通りです。
メリット
- 耐久性:引っ張りや摩擦に強く、長期使用に適している
- 軽量性:薄手でも強度があり、コンパクトに折りたためる
- 形状維持:シワになりにくく、型崩れしにくい
- 色持ち:色落ちしにくく、鮮やかなカラーやプリントが長持ちする
デメリット
- 静電気:静電気が発生しやすく、ホコリやゴミが付着しやすい
- 環境負荷:石油由来のため、環境面で課題がある(ただし再生ポリエステルなら改善可能)
- コスト:不織布と比べると、製作コストが高め
- 吸湿性の低さ:汗を吸いにくいため、夏場はベタつくことがある
不織布製エコバッグの特徴とメリット・デメリット

不織布とは
不織布は、繊維を織ったり編んだりせずに、接着剤や熱処理などによって繊維同士を結合させたシート状の素材です。マスクや使い捨て衣料品などにも使われています。
エコバッグとしての主な特徴は:
メリット
- 軽量性:非常に軽く、持ち運びやすい
- コスト:製造工程がシンプルで安価に大量生産できる
- 印刷適性:平滑な表面に鮮明に印刷できる
- 通気性:織物と比べて通気性に優れている
- 製造の柔軟性:小ロット対応が比較的容易
- 糸のほつれがない:繊維が絡み合った構造のため、ほつれにくい
デメリット
- 耐久性の低さ:摩擦や引っ張りに弱く、破れやすい
- 環境負荷:主にポリプロピレンを原料とするため、焼却時にCO₂を排出
- 撥水性がない:雨の日の使用には注意が必要
- 高級感の欠如:素材の特性上、高級感を出すのが難しい
ポリエステルと不織布の素材比較表
| 項目 | ポリエステル | 不織布 |
| 耐久性 | ◎ 100回以上使用可能 | △ 10〜20回程度 |
| コスト | △ 300〜900円/枚 | ◎ 150〜400円/枚 |
| 重量 | ○ 軽量でコンパクト | ◎ 非常に軽い |
| 印刷適性 | ○ フルカラー対応 | ◎ 鮮明に印刷可能 |
| 高級感 | ◎ 出しやすい | △ 出しにくい |
| 環境配慮 | ○ 再生素材あり | △ リサイクル困難 |
※価格は参考値です。数量やサイズなどによって変動します
環境配慮とサステナビリティの観点から見る素材選び

ポリエステル素材の特徴
ポリエステルは石油由来の素材のため、製造過程での環境負荷が高く、焼却時に二酸化炭素を排出する点が課題です。しかし最近では、ペットボトルをリサイクルした再生ポリエステルも増えており、環境負荷の低減に貢献しています。
【関連記事】再生ポリエステルとは?オリジナルエコバッグに最適な素材!
不織布素材の特徴
不織布は製造時のエネルギー消費がポリエステルより少ない利点がありますが、耐久性はポリエステルに劣り、使用後のリサイクルが難しい面があります。短期間の利用やイベントでの配布には適していますが、長期的な使用には向かない場合があります。
環境面での比較ポイント
オリジナルエコバッグを製作するとき、環境負荷を減らすためには、素材選びが重要になります。これはSDGs(持続可能な開発目標)の「つくる責任 つかう責任」や「気候変動に具体的な対策を」などの目標に直接関わってきます。
環境配慮を重視してエコバッグを選ぶ際は、以下の点に注目しましょう。
- 耐久性:長い期間何度も使用できるかどうか
- 素材の由来:リサイクル素材を使用しているかどうか
- 製造過程:環境負荷の少ない製法かどうか
- 廃棄時の影響:生分解性や再利用可能性
- 使用頻度:繰り返し使うことでレジ袋の削減に貢献できる
【関連記事】SDGsとエコバッグの関連性とは?オリジナルエコバッグがアツい理由
用途別|最適な素材選定のポイント
エコバッグの使用目的によって、最適な素材は変わってきます。ここでは代表的な2つのケースを見ていきましょう。
【ケース1】日常利用・長期使用を想定する場合

お客様が日常的に繰り返し使用するエコバッグには、ポリエステルが最適です。
ポリエステルをおすすめする理由
- 耐荷重性に優れ、食料品など重い荷物も安心して運べる
- 折りたたんでコンパクトに持ち歩けるので、常に携帯できる
- バッグの種類・形状、カラーバリエーションなど、選択肢も豊富
- 発色性に優れているため、明るく鮮やかなカラーのエコバッグを作ることができる
特に、厚手のポリエステルを選ぶことで、耐久性がさらに向上します。持ち手の縫製や補強部分にも注目すると、より長持ちするエコバッグを選べるでしょう。
【ケース2】販促品・ノベルティ配布の場合

展示会やイベントでの配布、または大量に配布する場合は、不織布が適しています。
不織布をおすすめする理由
- コストパフォーマンスが高く、予算内に収めやすいのが魅力です
- 軽量で来場者の負担にならず、持ち帰りやすくなります
- 印刷効果が高く、企業ロゴやメッセージを鮮明に表現できます
- 内側にアルミ蒸着フィルムを施した保冷・保温バッグは、プレミアムなノベルティや記念品になります
低コストで作れる不織布素材のバッグは、大ロットでの製作に向いています。そのため、大ロットと相性の良いシルク印刷がおすすめです。
【関連記事】エコバッグやトートバッグの印刷に幅広く活用されているシルク印刷とは?
コスト・デザイン性のバランスで選ぶ
販促担当者として、予算とクオリティのバランスは常に悩ましい問題です。ここでは、実務的な観点から素材選びのポイントをカプセルボックスでの製作料金を踏まえて解説します。
製作コストの比較と最小の製作数量

予算管理は販促担当者にとって重要な業務の一つです。素材ごとのコスト感を押さえておきましょう。
製作コストの目安(同じサイズ・デザインの場合):
不織布製エコバッグ:1枚あたり150〜400円程度(1色印刷、版代、送料込み)
ポリエステル製エコバッグ:1枚あたり300〜900円程度(1色印刷、版代、送料込み)
※価格は数量、サイズ、加工内容により大きく変動します。
最小の製作数量:
不織布は100枚から対応可能となります
ポリエステルは30個以上から対応可能となります
※フルカラーデザインの場合は、別途印刷代などの初期費用も考慮する必要があります。
予算に余裕がない場合でも、印刷方法や素材、数量を調整することでコストを抑えることができます。詳しいお見積りはぜひ当社にお問い合わせください。
印刷適性とデザイン表現の違い
企業のブランディングにおいて、ロゴやデザインの再現性は非常に重要です。
ポリエステルの印刷適正

シルク印刷をはじめ、DTF印刷や転写印刷などのフルカラー印刷にも対応しています。また、生地に直接フルカラー印刷できる昇華転写印刷をし、プリントしてからバッグを作る、余白なしの全面にフルカラー印刷することもできます。
不織布の印刷適正

価格帯が安く、大ロット向けのバッグですので、印刷も大ロットに向いているシルク印刷がおすすめです。初期コストはかかりますが、印刷単価が安いので、シルク印刷でロゴなどをプリントすると、コストを抑えて大量生産できます。
複雑なグラデーションや写真のような表現ならポリエステル、シンプルで大きなロゴ表現なら不織布が適しています。
賢い販促用エコバッグ素材の選び方まとめ
ここまでの内容を踏まえて、それぞれの素材を選ぶべきケースを整理しましょう。
ポリエステル製バッグを選ぶべきケース
以下のような場合は、ポリエステル製エコバッグがおすすめです。
✓ 長期使用を想定している場合:耐久性が高く、繰り返し使用できる
✓ ブランド価値や品質の高さをアピールしたい場合:デザイン性や品質の良さを表現できる
✓ 実用性を重視する場合:持ち運びや、折りたたみやすさなど、日常使用に便利な特性がある
✓ 環境配慮型企業としてのイメージを大切にしている場合:再生ポリエステルを使用すれば、環境への配慮を効果的にアピールできる
▼ポリエステル製エコバッグ一覧を見る▼
不織布製バッグを選ぶべきケース
以下のような場合は、不織布製エコバッグがおすすめです。
✓ コストを抑えたい場合:低コストで大量生産が可能
✓ 大量配布を予定している場合:展示会やイベントなどでの配布に適している
✓ 短期的なプロモーションが目的の場合:一時的な使用を想定している
✓ 軽さを優先したい場合:非常に軽量で、持ち運びの負担が少ない
✓ シンプルで大きなロゴやメッセージを印刷したい場合:印刷適性が高く、視認性の高いデザインが可能
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