エコバッグへプリントする場合の1色印刷ってどんな印刷?
エコバッグへプリントする場合の1色印刷ってどんな印刷?
インデックス
エコバッグやトートバッグにプリントするシルク印刷
エコバッグにオリジナルで作成したデザインをプリントする場合、そのプリントデザインがどのようなデザインなのか?色数は?という話になります。なぜかというと、紙の印刷と違って、エコバッグに印刷する場合は、プリントする色数やデザインによって、印刷方法が異なってきます。エコバッグと紙での印刷方法の違いについてはこちらの記事(エコバッグにプリントする時の色数は紙と違います。考え方と色指定について)を参考にして下さい。エコバッグなどにプリントする場合、シルクスクリーン印刷(略:シルク印刷)というのは最も一般的です。シルクスクリーン印刷は、色ごとに印刷版というのものを製作し、プリントしていく印刷方法です。印刷色が増えるごとに印刷版が必要になってきます。実際のプリント作業も1色プリントして乾燥させて、次の色をプリントするという方法になります。プリンターなどでのプリントと比較すると工程がかなり違います。また、紙の印刷と同じようにインクジェット印刷といってプリンターで直接エコバッグにフルカラープリントする方法もございます。インクジェット印刷は色数に制限も特にないので、トータル的にはできることが多い印刷方法になります。
シルク印刷は、大ロットに威力を発揮する
コスト面でシルク印刷・インクジェット印刷を比較すると、1枚1枚の印刷工程の値段はシルク印刷の方が安いです。ただ、インクジェットプリントと違って、シルク印刷は印刷版を製作する必要があるので、印刷版製作代金が別途かかってきます。どちらの方が安いのか?というのは実際に計算をする必要がありますが、基本的な考え方としては、製作枚数が多いほど、印刷版代金製作という初期費用コストが分散されますので、安くなります。ですので、キャンペーンやイベントなどの大ロットの場合には、とても威力を発揮する印刷方法です。印刷工程の時間も短いので、短納期で製作枚数が多い場合は、とても活躍する印刷方法です。逆にインクジェット印刷は、1枚のプリント時間もシルク印刷と比べると長く、デザインの大きさなどでも、印刷時間・コストが大きく変わってきます。ただし、フルカラー印刷、グラデーションなどもプリントすることができ、印刷版の製作もしないので、少なめの枚数の場合には、とても活躍する印刷方法です。それぞれにメリット・デメリットがあるのが分かります。
エコバッグのオリジナルプリントで知りたい2つの重要ポイント
オリジナルでエコバッグを製作したい場合、まず知りたい情報というのは、印刷内容がどのようなものなのか?(色数・大きさ・データ形式)というのと、製作したい枚数が何枚なのか?というのがとても重要なポイントになります。こちらの2つのポイントが分かれば、シルク印刷、インクジェット印刷どちらでプリントすれば良いかが判明してきますので、まず知りたい情報となります。次に、いつ欲しいか?になってくるかと思います。ちなみにですが、シルク印刷は印刷することのできるエコバッグがかなり多いですが、インクジェット印刷は、プリントすることのできるエコバッグとできないエコバッグがあります。そういった場合は、転写印刷という印刷方法でプリントする、もしくは印刷対応できないという場合もありますので、シルク印刷はそういった意味でも、万能な印刷方法です。
シルク印刷には印刷版が必要
先ほどから印刷する色ごとに製作する必要がある印刷版というものはいったいどのようなものなのでしょうか?印刷版とはメッシュ地のスクリーンをアルミなどの枠に貼ったものになります。この印刷版というものに印刷するデータを露光します。つまりこのメッシュのスクリーンのデザイン部分だけに穴があき、印刷版の上にインクをのせて印刷していくのがシルクスクリーン印刷です。実際の印刷工程は手作業でひとつひとつエコバッグを設置して、印刷版を上の載せ、プリントしていきます。
シルク印刷の工程
プリントが完了したら、熱をあててインクを乾燥させて定着させて完了になります。流れ作業で印刷できますので、印刷スピードは速いので、短納期などにも対応できる印刷方法です。注意点としては、メッシュ状のスクリーンで印刷しますので、とても細かいデザインなどでは、つぶれやかすれが起こります。0.5mm~1mm以下の細かいでざいんなどは注意が必要です。また、エコバッグの生地の凹凸具合や毛羽立ちなどの影響も受ける可能性がありますので、デザインを作成する際にはご注意ください。
シルク印刷する色は?
エコバッグに限らず、シルク印刷の印刷の色は、さまざまな色を調合して印刷の色を作ります。例えば、赤といっても暗い赤、明るい赤、信号の赤、ポストの赤など、色は無限大にあります。エコバッグに印刷する赤はいったいどうやって指定しているのでしょうか?色にはPANTONE、DICというカラーチャートがあり、そのカラーチャートにある各色が持っている番号で指定しています。もちろんデータ上で好きな色を指定して頂いても問題ございません。ただ、裏側ではそのご指定の色をDIC、PANTONEなどのカラーチャートの番号に変換しているのです。色というのは、同じ色でも紙、木、布、プラスチックなど何にプリントするかで、色味は変わってきます。また、PC、スマホなど見る環境でも色はかなり変わってきます。ですので、カラーチャートが必要になってきます。世界共通のカラーチャートですので、このPANETONE、DICの番号を指定すれば、その色でプリントすることができます。1文字間違えると全然違った色でプリント差てしまうこともありますので、ご注意ください。色の指定に関しては、指定できない方は、データ上でCMYKなどで作成して頂ければ、こちらで番号変換できますので、問題ございません。
エコバッグにオリジナルデザインをシルク印刷するポイント
シルク印刷をしてオリジナルエコバッグを製作頂く場合のメリット、ポイントをまとめると、下記の4つになってくるかと思います。基本的にはすべてのご要望をお知らせ頂ければ、最適でコストの一番かからない方法で製作をしますが、予備知識として下記の4つのポイントを踏まえて印刷したいオリジナルデザインを製作すると良いかと思います。
- 印刷工程のコストが安いので、枚数が多い
- 1色ごとに印刷版を製作するので、1色などの印刷色数が少ない
- 印刷スピードが速いので、納期が短い
- 印刷するデザインが大きい
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スタッフは全員、Illustorator、Phothopのオペレーター経験がございます。Illustoratorをお持ちでない場合や、入稿データ作成が難しい場合は、お持ちのデータをそのままお送り頂ければ、印刷可能かどうかのチェックや変換作業など無料で対応します。また、印刷のサイズ調整やレイアウトなども代行しますので、まずはお持ちのデータをお送り下さい。ゼロからデザインを製作することも可能です。(※ 料金が発生する場合がございます。)できる限り、料金が発生しないようなかたちで入稿データ作成のサポートをさせて頂きます。
納品までの流れ
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フォームからお見積り、お問い合わせを下さい。担当からお見積りなどのご連絡をメール等でお返し致します。平日18時までにお問い合わせ頂ければ、当日中にお返事致します。
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実物の校正サンプルを確認することが可能です。お手元で確認する場合は、有料となります。写真での確認は無料です。※ 無料写真確認が対応できないエコバッグもございます。
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約2~3週間で納品いたします。フルカラーバッグの場合は、約2か月頂いております。3~5営業日で発送可能な短納期対応可能なエコバッグもございます。
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もっちゃん1 Months Ago
トートバッグを作成するにあたりお世話になりました。 問い合わせをする度に電話に出てくださった方、また担当の方の対応がとても親切で最後まで安心して進めることができました。大変ありがとうございました。
蝦名晶子1 Months Ago
10年前からオリジナルデニムバッグ制作を何度か依頼しています。何年ぶりかに発注した際も前回と同じ方に担当していただき、とてもやりやすかったのと、数ある中で覚えていたてもらえたことに感動しました。対応も丁寧で、依頼しやすかったです。また機会がありましたらお願いしたいと思います。