オリジナルエコバッグを作成する上でのポイント -基礎編-
オリジナルエコバッグを作成する上でのポイント -基礎編-
インデックス
オリジナルエコバッグやトートバッグを作りたい!
オリジナルのトートバッグやエコバッグを作成する際に、ざっくりとしたイメージしかない、幼稚園・小学校などの卒業記念や、部活や様々な行事などの記念品としてオリジナルエコバッグを製作したいなど用途は決まっているなど、様々な理由でオリジナルエコバッグのご製作を考えている方がいるかと思います。エコバッグを作ると言っても、生地やかたち、印刷方法なども様々です。また、作ったエコバッグを販売するのか?ノベルティとして配るのか?記念品?プレゼント?など、目的もそれぞれ違ってくるかと思います。製作する枚数もそれぞれ違ってきます。オリジナルエコバッグを作る前に知っておきたい基本的なポイントはどんなところでしょうか?
ポータブルレジバッグ
幅:300mm 高さ:350mm (マチ:120mm)(収納時 : 約105mm × 45mm × 20mm)
エコバッグやトートバッグをオリジナル製作する3つの方法
最初のポイントは、既にある「既製品」と言われているエコバッグにオリジナルのデザインを印刷するか、生地を選んでかたちもパターンから作り、他にはないようなエコバッグ「完全オリジナル」の2つに分かれてくるかと思います。かたちを何種類か選んで、生地の色を選んで作るような「セミオーダー」タイプなどもございます。もちろん、完全オリジナルのエコバッグを作ることが理想となってくるかとは思いますが、寸法や生地など様々な仕様を設定する必要があり、時間もコストもかかるいわゆる「こだわりエコバッグ」となります。ある程度専門的な知識も必要になってくると思います。比べて、既製品のエコバッグにオリジナルプリントするかたちでの製作となりますと、それぞれのエコバッグに印刷範囲というのものが設定されておりまして、その範囲内に印刷したいデザインを作成し、入稿して頂ければ、オリジナルのエコバッグが製作できます。数量も少ない枚数から製作可能で、製作期間もかかりません。短納期で納品するサービスなどもございます。「セミオーダー」タイプとなると、ちょうどその中間という感じでしょうか。
フルカラーマルシェ(L)
幅:480mm 高さ:380mm マチ:160mm
セミオーダーで作ることのできるエコバッグ
セミオーダーで作るエコバッグは生地にプリントしてからエコバッグを製作できるので全面にプリントすることができるので、オリジナル感を出すことが可能です。もともとは白い生地なので印刷する色で指定のカラーのエコバッグにすることができます。
完全オリジナル製作のエコバッグやトートバッグ
メリット
- 生地・かたちなど自分の要望通りに製作できる
- 細部までこだわって製作できる
- 生地に印刷してから縫製すれば印刷範囲にとらわれない
デメリット
- 製作枚数が多い必要がある
- コストが高い・製作期間が長い
- 専門的な知識が必要
完全オリジナルのエコバッグを製作したい方は、まず、製作枚数が多いというのが必須条件にはなってくるかと思います。300枚から製作できますが、3,000枚のご製作でも、同等の既製品よりも割高になってくるかと思います。また、製作期間を十分にとることができる必要もあります。最初の1枚をサンプルとして作り、確認して、量産品として確定するまでの期間も必要になってきます。十分なコストと時間をかけてこだわりのエコバッグを作りたい方にはおすすめです。
既製品を使用したエコバッグやトートバッグ
コトンマルシェ
幅:450mm 高さ:760mm 持ち手:75mm × 330mm マチ:150mm
メリット
- コストが安い
- 製作期間が短い
- 少ない枚数から製作できる
デメリット
- 印刷範囲外に印刷ができない
- カスタマイズができない
- 他とかぶる可能性がある
既製品のエコバッグにオリジナルプリントする場合は、どんなエコバッグが良いかの選定が重要になってくるかと思います。生地・かたち、たくさんございますので、何を優先にするか、また、印刷する内容も重要です。1色印刷なのか?フルカラー印刷なのか?生地によって、対応できる印刷方法なども異なってきますので、何を印刷するのか?1色印刷にも変換可能なのか?などは重要なポイントになってくるかと思います。やはり結果的には、圧倒的に既製品にエコバッグのオリジナルプリントをする方が多いです。既製品のエコバッグは本当に数が多いので、既製品のエコバッグ選びのポイントもご紹介します。
ホワイトクロストート
幅:420mm 高さ:360mm 持ち手:25mm × 580mm (マチ:140mm)
既製品のエコバッグにオリジナルプリントする時のポイント
どんなかたちのエコバッグやトートバッグが良いか?たためる機能が付いている方が良いか?すぐに欲しいので急ぎで欲しいなど、用途や要望によって製作することのできるエコバッグやトートバッグはかわってきますので、優先順位をつけてバッグを選ぶことが大切です。
1.機能・かたち(折りたたみ機能・保冷機能・肩掛け・マチが広い)
バッグのかたちは、マチがあるものが良いのか?どのような使い方をするのか?大きさなども変わってくるかと思います。また、折りたたみ機能のあるエコバッグ、アルミフィルムがついている保冷・保温機能があるバッグが良いのか?などさまざまな選択肢がございます。
2.生地(コットン・ポリエステル・麻・デニム・不織布・タイベック®)
生地についても、人気のあるコットンやポリエステルだけでなく、麻やデニム、価格帯の安い不織布など、さまざまです。ノベルティとして、資料を配るためのバッグとして、販売用など、使用用途によっても素材を何にするか考える必要が出てくると思います。
3.印刷(1色・2色・3色・フルカラー印刷)
バッグにプリントしたいデザインがどのようなデザインなのか?プリントデータがどのような形式でお持ちかにもよって、印刷方法が異なってくる可能性がございます。また製作する数量によっても印刷方法などが変わってくる可能性がございますので、プリントしたいデザインデータを考えておくことも重要なポイントです。
4.コスト
とても重要なポイントです。基本的には生地が厚くなれば厚くなるほど、コストがあがります。大きさも大きくなればコストがあがります。大きくてなるべく安くするなら不織布を選択する。印刷も1色にする。など、コストを考えて優先順位をつけていくことが大切です。
5.製作期間
いつ必要なのか?それまでの期間がどれくらいあるのか?通常は、3週間でオリジナル名入れプリントして納品しています。ただ、2週間などの納期短縮、5営業日発送、3営業日発送、翌営業日発送などの短納期対応サービスをご利用いただくことも可能です。納期を短縮するほど、製作コストがかかりますので、余裕をもってご製作頂くことをおすすめします。
-りたたみ機能- 機能について
エコバッグといえば、コンパクトに折りたたみできるのがポイントという方も多いかと思います。大きく分類すると、マジックテープやゴムなどでまとめるタイプ、内ポケットなどのポケットに入れる形でまとめるタイプ。どちらも非常に人気があります。共通点はコンパクトにできるので、薄手の生地で作られたエコバッグが多いです。
-保冷機能- 機能について
お弁当などの食品を入れるイメージの方は、保冷機能のあるエコバッグを選ぶのが良いかと思います。内側にアルミ蒸着フィルムが施してあるので、生地に厚みが出るため、折りたたみコンパクトにするという部分ではちょっと劣ることが多いです。
コトンマルシェミニ
幅:300mm 高さ:550mm 持ち手:50mm × 170mm(マチ:100mm)
-かたち- 機能について
エコバッグのかたちは本当に様々です。ショルダーストラップがついているような斜め掛けできるタイプや、持ち手が短め、長め、細い、太いなど、この辺はお好みになってくるかと思います。スーパーやコンビニなどのレジ袋と同じ形のタイプや、共通点としては、大きめ、薄手のエコバッグが人気です。持ち手は長めで肩からかけれるエコバッグも注目度高いです。
アーバントート
幅:380mm 高さ:410mm 持ち手:25mm × 660mm(マチ:60mm)
-コットン- 生地について
コットン生地で作ったエコバッグは、一番人気のエコバッグです。生地の厚みもオンスという単位で、4オンス~14オンスまであり、コットン生地の厚みで全く雰囲気の違ったエコバッグになります。4~6オンスくらいまでの薄手のコットンですと、折りたたむことができますので、エコバッグとしておすすめです。厚手のエコバッグは、普段のお出かけにも使えたるほどの厚みがあり、ミニサイズはランチバッグとしてもおすすめです。エコマークを取得しているものが多く、オーガニックコットンなどもあり、とてもエコです。バリエーションが非常に多いです。
リサイクルレジカゴバッグ
幅:600mm 高さ:300mm (マチ:240mm) (収納時 : 約90mm × 130mm × 40mm)
-ポリエステル- 生地について
ポリエステルの生地で作ったエコバッグは、折りたたみ機能の付いたタイプが多いです。色もカラフルなものが多く、同じデザインで同じ印刷色なら、エコバッグの色を変更しても製作コストが変わらないので、カラーバリエーション多く製作することが可能です。再生ポリエステルのようなエコ素材で作ったエコバッグも多いです。基本的には薄手のエコバッグが多いです。
ビーンズトート(L)
幅:420mm 高さ:360mm マチ:140mm 持ち手:20mm × 370mm
-麻- 生地について
注目度の高い麻。コットンよりもちょっと茶色味が強い、ナチュラル感あるエコバッグです。エコな雰囲気が漂う、人気の素材です。リネン、ジュートなど、生地の種類もあり、ナチュラルな雰囲気のあるエコバッグを製作したい方にはおすすめのエコバッグです。ジュートは、生地の目が粗いので細かいデザインなどは印刷がつぶれてしまう可能性があるところが注意点です。コットンを組み合わせたおしゃれなタイプのトートバッグなども取り扱っております。
-デニム- 生地について
デニム生地は、青いインディゴデニム、水色のウォッシュデニム、ダメージ加工のヴィンテージデニム、ケミカルデニム素材がございます。生地は厚手でしっかりとした生地になります。使い込むと雰囲気の出るデニム素材。デニム素材は、色落ちがあるので取り扱いには注意が必要です。
不織布ショルダートート
幅:330mm 高さ:390mm 持ち手:25mm × 650mm
-不織布- 生地について
いらない端材などを圧縮して作った生地です。コストは非常に安く、薄手のものが多いです。エコバッグとして何度も使用するというよりは、プレゼントや記念品など、何かの配布の時に入れる袋、アパレルなどの福袋としてもよく見かける素材です。
タイベック®マルシェトート
幅:480mm 高さ:380mm マチ:160mm
-タイベック- 生地について
デュポン社が開発した、タイベック生地。基本的には白い薄手の生地で、とても軽く、通気性もあり、強度もある生地です。白い防護服などはタイベックを使用していることが多いです。見た感じは何とも言えない紙のような薄い生地ですがアパレルやアウトドアなどのメーカーでは注目を集めている素材です。
-シルク印刷(1色・2色)- 印刷について
とても万能な印刷方法です。版という網目のあるシルクスクリーンというものを印刷する色ごとに作成し、インクを落として手で印刷する方法です。色数が少なく、印刷枚数が多い時にはとても威力を発揮します。版を作成する制版代がかかりますので、色数が多い場合や、枚数が少ない場合は、逆にコストが高くなってしまう印刷方法です。基本的にはどんな生地のエコバッグにも印刷できるとても万能な印刷方法です。生地問わず・1色印刷・大ロット向け。
-フルカラーインクジェット印刷(1色・2色・フルカラー)- 印刷について
写真やグラデーションなど、フルカラーでエコバッグにオリジナルデザインをプリントしたい場合に有効な印刷方法です。フルカラー印刷は、シルク印刷に比べてコストが上がるのですが、中では割と安価な印刷方法です。ナチュラル生地、色の薄い生地のコットン、リネンなどのエコバッグにしか対応できず、黒やネイビー、デニムなどの生地色の濃いエコバッグに印刷は向いていません。フルカラーインクジェット印刷は、版代金がかかりませんので、少ない枚数の場合は、1色印刷でもシルク印刷よりも安く製作できることが多い印刷方法です。小ロット、ナチュラルコットン向け。
-フルカラーDTF・転写印刷(1色・2色・フルカラー)- 印刷について
ポリエステルの生地にフルカラー印刷する場合によく使われる印刷方法です。転写シートにフルカラー印刷し、シートをエコバッグに熱で張り付けるという印刷方法。コスト的には割高になりますので、価格帯の低いエコバッグにフルカラー転写印刷をすると印刷代金の方がかかってしまう場合がありますのでご注意ください。大ロット・ポリエステル向け。
-コスト-
やはり一番気になるのがコストではないでしょうか。製作枚数が多い場合、目安としては、200枚以上の場合は、シルク印刷の1色印刷をすることがおすすめです。200枚未満の場合は、印刷するサイズにもよりますが、シルク1色印刷か、フルカラーインクジェット印刷を選択すると良いでしょう。製作枚数が多い場合は、シルク印刷が圧倒的にコストは安く抑えることができます。ただし、色数にも限界がありますので、グラデーションや色数が多い場合は、フルカラーインクジェット印刷がおすすめです。生地は、不織布が安く、その次に、薄手のコットン、ポリエステル、厚手コットン、麻、デニム、タイベックというのが目安になります。かたちについても、単純に言えば、小さいものほど価格は低くなります。
-製作期間-
オリジナルエコバッグの製作期間については、通常は2~3週間が一般的です。印刷したいデザインデータなどの不備があった場合なども考慮して期間を長めにとっておくことが重要です。ナチュラルコットン生地のエコバッグは、シルク印刷、インクジェット印刷関係なく、短納期対応しているものが多いです。お急ぎの場合はお早めに相談することが重要です。
オリジナルエコバッグを製作するためのポイントは、4つの要素がとても重要になります。
1.どんなエコバッグ?(エコバッグの選定)
2.何を印刷する?(印刷方法の選定)
3.いつ必要か?
4.何枚必要か?
お問い合わせする際には、この4つの中で決まっていることがあればひとつでもお伝え頂ければ、要望に沿ったアドバイス・提案を受けることができるかと思います。
まずはお見積り・お問い合わせ下さい。
サンプルバッグを無料でお貸し出し可能!
データオペレーターが無料サポート
スタッフは全員、Illustorator、Phothopのオペレーター経験がございます。Illustoratorをお持ちでない場合や、入稿データ作成が難しい場合は、お持ちのデータをそのままお送り頂ければ、印刷可能かどうかのチェックや変換作業など無料で対応します。また、印刷のサイズ調整やレイアウトなども代行しますので、まずはお持ちのデータをお送り下さい。ゼロからデザインを製作することも可能です。(※ 料金が発生する場合がございます。)できる限り、料金が発生しないようなかたちで入稿データ作成のサポートをさせて頂きます。
納品までの流れ
まずはお見積りを
フォームからお見積り、お問い合わせを下さい。担当からお見積りなどのご連絡をメール等でお返し致します。平日18時までにお問い合わせ頂ければ、当日中にお返事致します。
最適なご提案
ご要望にあわせたお見積りと、データのチェック、完成イメージデータの作成などを行い、料金・印刷データの確定をさせて頂きます。問題なければ、発注となります。
ご注文
実物の校正サンプルを確認することが可能です。お手元で確認する場合は、有料となります。写真での確認は無料です。※ 無料写真確認が対応できないエコバッグもございます。
納品お・届け
約2~3週間で納品いたします。フルカラーバッグの場合は、約2か月頂いております。3~5営業日で発送可能な短納期対応可能なエコバッグもございます。
気になるバッグがあったら無料でサンプル
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実際にバッグを手にとって確認したい場合は、ご希望のバッグを無料でお貸し出し致します。平日の15時までにフォームよりご依頼頂ければ、基日本、即日発送させて頂きます。こちらからの発送は送料を負担させて頂きます。ご返送の送料のみご負担頂いておりますので、ご了承頂ける場合は、お気軽にご依頼ください。また、ちょっと違うなという場合は、別のバッグをお貸し出しさせて頂きます。3回目以降の場合は、こちらから発送する送料もご負担頂くことなりますので、ご注意ください。
もっちゃん3 Months Ago
トートバッグを作成するにあたりお世話になりました。 問い合わせをする度に電話に出てくださった方、また担当の方の対応がとても親切で最後まで安心して進めることができました。大変ありがとうございました。
蝦名晶子3 Months Ago
10年前からオリジナルデニムバッグ制作を何度か依頼しています。何年ぶりかに発注した際も前回と同じ方に担当していただき、とてもやりやすかったのと、数ある中で覚えていたてもらえたことに感動しました。対応も丁寧で、依頼しやすかったです。また機会がありましたらお願いしたいと思います。