エコバッグにフルカラー印刷するならインクジェット!メリット・注意点と失敗しない選び方
エコバッグにフルカラー印刷するならインクジェット!メリット・注意点と失敗しない選び方
インデックス
企業プロモーションやノベルティ、記念品製作において、オリジナルエコバッグは定番の人気アイテムです。
しかし、いざ製作しようとすると「印刷方法はどう選べばいいのか」「予算内で理想のデザインを再現できるか」と悩む担当者様も少なくありません。
エコバッグのオリジナル印刷では、使用する「色数」が印刷方法を決める重要なポイントです。
本記事では、写真やグラデーションを美しく再現できる「フルカラーインクジェット印刷」について解説します。
定番のシルク印刷との違いやメリット、発注前に知っておきたい注意点までまとめました。
費用を抑えつつ、販促効果の高いエコバッグを作るための参考にしてください。
1. エコバッグの「フルカラーインクジェット印刷」とは?シルク印刷との違い
オリジナルエコバッグの製作でよく使われる印刷方法には、「シルク印刷(シルクスクリーン印刷)」と「インクジェット印刷」があります。
この2つは、印刷の仕組みや向いている製作ボリュームが大きく異なります。
大ロット向け「シルク印刷」と小ロット向け「インクジェット印刷」
シルク印刷は、デザインの「版」を色ごとに作成し、インクを刷り込む手法です。
1色追加するごとに新しい版を作る必要があります。
版の作成費用(版代)がかかるため、個数が少ないと1枚あたりの費用が高くなります。
一方で、数千個単位の大ロット製作では版代が分散されるため、非常に安価に抑えられます。
金、銀、蛍光色といった特色の指定(PANTONEやDICなど)ができる点も特徴です。
データ作成時は、主にイラストレーターのパスデータが最適とされています。
対するインクジェット印刷は、エコバッグの生地へ直接インクを吹き付ける手法です。
ご家庭にある卓上プリンターで、紙に印刷する様子をイメージすると分かりやすいかもしれません。
最大の特徴は、印刷版を作らない点です。
版代がかからないため、小ロットの製作でも初期費用を抑えて安く製作できます。
フルカラー表現が得意で、写真やグラデーションもそのまま再現可能です。
2つの手法の違いを下記の表にまとめました。
| 比較項目 | シルク印刷 | インクジェット印刷 |
| 版代(初期コスト) | 色ごとに必要 | 不要(0円) |
| 対応色数 | 1色〜数色(特色可能) | フルカラー(CMYK) |
| 写真・グラデーション | 不可(または困難) | きれいに再現可能 |
| 最適な製作ボリューム | 大ロット向け | 小ロット向け |
| 推奨データ形式 | Illustrator(パスデータ) | 各種画像データも対応 |
2. エコバッグへフルカラーインクジェット印刷をする4つのメリット
インクジェット印刷には、小ロット製作や複雑なデザインの再現において、多くのメリットがあります。
具体的なメリットを4つの視点から紹介します。
① 写真やグラデーションも鮮明に再現できる
インクジェット印刷は色数の制限がありません。
CMYKのインクを細かく掛け合わせて表現するため、写真画像や色彩豊かなイラストも鮮明に仕上がります。
色がなめらかに変化するグラデーション表現も、途切れることなく綺麗にプリントできます。
キャラクターグッズや、こだわりの絵柄をそのままエコバッグにしたい場合におすすめです。
② 版代(初期コスト)がかからず小ロットでも安い
シルク印刷のような「印刷版」を作らないため、初期コストが発生しません。
「イベント用に数十枚だけ作りたい」「数種類のデザインを少数ずつ用意したい」といった要望に対応できます。
必要な枚数だけを無駄なく発注できるため、全体の製作費用を低く抑えられます。
在庫リスクを抱えたくない企業のノベルティ担当者様にも安心です。
③ 低解像度のデータでも印刷可能(※注意点あり)
インクジェット印刷は、Illustrator(イラストレーター)のパスデータでなくても入稿可能です。
解像度が極端に高くない画像ファイルでも、そのままレイアウトしてプリントが可能です。
データ作成のハードルが低いため、専門的なデザインソフトがない環境でも手軽に入稿できます。
※ただし、紙の印刷と同じく、解像度が低すぎるデータは仕上がりが粗くなり、ぼやけて印刷されます。
できる限り綺麗に仕上げるための推奨値は、入稿ガイドラインをご確認ください。
④ バッグのサイズに合わせて印刷サイズを変えられる

シルク印刷の場合、バッグの大きさを変えると版も新しく作り直さなければなりません。
インクジェット印刷であれば、データの設定を変更するだけで印刷サイズを調整できます。
例えば「同じデザインを使って、A4サイズのトートバッグと、小さめのミニトートを同時に作りたい」というケースです。
それぞれのバッグに合わせた最適なバランスで、柔軟にサイズを変更してプリントできます。
・【商品一覧】インクジェット印刷対応の本体エコバッグはこちら
3. 事前に知っておきたいインクジェット印刷のデメリット・注意点
万能に見えるインクジェット印刷ですが、エコバッグの生地特性やインクの性質による制限も存在します。
作ってから後悔しないために、以下の注意点を頭に入れておきましょう。
① 金・銀などの特色(蛍光色)は再現できない
インクジェット印刷は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色を混ぜて色を作ります。
そのため、きらびやかな金や銀、ビビッドな蛍光色といった「特色」のインク自体を塗ることはできません。
デザインにこれらの色が含まれている場合は、通常の黄色や灰色に近い色味へ置き換わって印刷されます。
メタリックな表現を求める場合は、シルク印刷など別の方法を検討してください。
② 黒やネイビーなどの濃色生地には不向き(淡色・ナチュラル推奨)
家庭用プリンターで黒い紙に印刷しても、カラーインクは綺麗に発色しません。
エコバッグのインクジェット印刷も同様です。
ブラック、ネイビー、濃いデニム地といった「濃色生地」にはインクが染み込んでしまい、綺麗に発色しません。
下地に白インクを敷いてからカラーを重ねる「濃色インクジェット」という技術もあります。
しかし、工程が増えるためコストが高くなりやすい点がデメリットです。
基本的には、ナチュラルのコットン生地や、薄い水色、ライトグレーといった「淡色カラー」の生地への印刷を推奨します。
③ 生地の凹凸による「ぼやけ」「つぶれ」に注意
エコバッグに使われるコットンや麻(リネン)などの素材は、紙に比べて表面に細かな凹凸があります。
布製品に直接インクを吹き付けるため、紙への印刷ほどシャープな輪郭にはなりません。
特に生地が厚手で織り目が粗い場合、非常に細い線や、細かな文字の「抜き(白抜き)」がつぶれる可能性があります。
デザインデータを作る際は、線や文字にある程度の太さを持たせる工夫が必要です。
4. タイベック®など特殊生地へのUVインクジェット印刷もおすすめ
近年、エコバッグの素材として「タイベック®」と呼ばれる特殊な生地が注目を集めています。
タイベック®は、ポリエチレンの極細繊維で作られた不織布です。
紙のような質感でありながら、非常に軽くて破れにくく、水にも強いという優れた耐久性を持っています。
このタイベック®素材のエコバッグには、「UVインクジェットプリント」という手法を用いてフルカラー印刷を行います。
UVインクジェットは、紫外線を照射することで瞬時にインクを硬化・定着させる技術です。
タイベック®は元が白い生地のものが多いため、コットン素材に比べてインクの発色が非常にクリアです。
デザインの再現性が高く、写真や鮮やかなグラフィックも綺麗に定着します。
生地選びに工夫は必要ですが、シルク印刷や他の手法と比べて手軽です。
小ロットからトレンド感のあるオリジナルエコバッグを作成できる、非常に効果的な組み合わせと言えます。
・旭化成アドバンス株式会社:タイベック®(Tyvek®)公式情報ページ
・オシャレなタイベック®製エコバッグが人気急上昇中!オリジナルエコバッグTips
5. 濃色生地や全面印刷をしたい場合は「転写印刷」という選択肢も
「どうしてもブランドカラーである黒地のエコバッグを使いたい」
「バッグの端まで余白なしで、ダイナミックな全面フルカラー印刷をしたい」
このようなご要望がある場合、インクジェット印刷では対応が難しいケースがあります。
その際の代替案として最適なのが「転写印刷(熱転写・昇華転写など)」です。
転写印刷は、専用のフィルムにデザインをフルカラーで印刷し、それを生地に熱で圧着させる手法です。
生地の上にデザインフィルムを貼り付ける形になるため、下地の影響を全く受けません。
ブラックやネイビー、高密度のポリエステル生地であっても、一切色沈みせず、本来の色味で鮮やかに発色します。
また、縫製前の生地段階で転写を行うことで、余白のない全面フルカラープリントのエコバッグを作ることも可能です。
インクジェット印刷で対応できないデザインを希望される場合は、転写印刷がおすすめです。ぜひ視野に入れて比較検討してください。
デザインや用途をお伺いできれば、どちらの方法が費用を抑えられるか最適なプランをご提案します。
6. まとめ:予算とデザインに合わせた最適なオリジナルエコバッグ作りを
オリジナルエコバッグにフルカラーでデザインを施すなら、小ロットでも初期費用が抑えられるインクジェット印刷が強力な選択肢になります。
最後に、手法を選ぶ際の判断基準をおさらいしましょう。
インクジェット印刷が向いているケース:
- 小ロット(数十枚~数百枚程度)で費用を安く抑えたい
- 写真、グラデーション、多色のイラストを再現したい
- ナチュラル(生成り)や淡いカラーのコットン生地、タイベック®素材を使いたい
他の印刷手法(シルク・転写)を検討すべきケース:
- 数千個単位の大ロットで、1枚あたりの単価を極限まで下げたい(⇒ シルク印刷)
- 金・銀などの特色を使いたい、または黒やネイビーの濃色生地に印刷したい(⇒ シルク印刷・転写印刷)
弊社では、15年以上のオリジナルバッグ製作実績があり、取り扱いエコバッグは1,000種類を超えています。
「持っているロゴデータで綺麗に印刷できるか不安」「予算内で最も見栄えの良い組み合わせを知りたい」など、どのような疑問にも専任スタッフが丁寧にお答えします。
ノベルティの配布イベントや記念品、販売用グッズなど、用途に合わせた最適なエコバッグ作りを全力でサポートいたします。
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