おりたたむ前に、そのエコバッグお手入れされていますか?

近日の社会情勢に欠かせない衛生や予防対策。こまめな手洗いやうがい、外出時のマスク着用はもはや常識としているご時世です。

本記事では日常品となりつつあるエコバッグの抗菌や、日頃のお手入れについて、エコバッグのご紹介もふまえまとめました。

 

【抗菌とは】

「菌の増殖を抑制する」ことを示します。菌を殺したり取り除いたりすることは出来ませんが、菌の増殖を抑制、阻害することをいいます。エコバッグでは一部抗菌作用のある素材を使用し、オリジナルプリントが出来る商品を展開しております。

 

■フック付き抗菌デリバッグ

袋の内側に抗菌加工を施したエコバッグ。食材をいれることも多いエコバッグでは見た目だけじゃなく、内側にも配慮した仕様です。外側にはもちろんオリジナルプリントが可能。袋口の輪ゴムで収納、フック付きはサブバックとして引っ掛けて持ち歩けます。

 

■たためる抗菌エコバッグ

 

内ポケットに収納できるタイプのエコバッグ。オリジナルプリントは本体の他に収納部分にも印刷ができます。おりたたみ状態でもオリジナリティあるエコバッグです。抗菌素材で使用時や食品のことにも配慮した高機能仕様で効果的にご使用頂けます。

 

 

続いて、バッグのお手入れについて、
弊社で取り扱っているエコバッグは基本オリジナルデザインをプリントし、ご提供させて頂いております。プリントの劣化が起きてしまう為、実は原則お洗濯は推奨しておりません。。

 

では汚れた場合や日頃のお手入れについて、工夫方法をご案内致します。是非ご参考頂き、衛生的にエコバッグをご活用ください。

 

【基本は拭くだけもOK、拭いた後はしっかりと乾かしてください】

 

 

 

エコバッグは食品をいれる機会が多いことと思います。食品の汁やくず、野菜の泥などをそのまま放置してしまうことでニオイやカビの原因となってしまう為、定期的に拭いてあげると良いでしょう。

 

方法は濡らしたタオルやウェットティッシュ等で全体をなでるように拭いてあげてください。濡らし方はお水でも充分ですが、少量の洗剤やアルコールを含んだものだと更に衛生的かと思います。(特殊洗剤やアルコールを含む場合は変色や色落ち、シミの原因になる可能性がございます。小さい面積や目立たない部分で試して頂き、拭いてください。)

 

拭いた後はしっかり乾かして、収納ください。

 

【部分汚れには洗濯洗剤を、もしお洗濯をする場合には洗濯ネットを活用ください】

 

 

食品の汁などでシミ汚れが出来た場合は、汚れた部分を濡らし、洗濯洗剤を含んだ濡れタオルまたは洗濯洗剤を汚れ部分に直接かけ、濡れたタオルでたたくように拭いてあげてください。汚れ、洗剤をしっかり落としたら、乾かし、収納ください。

 

またそれでもお洗濯をしたい場合、
基本は印刷部分を避け、機械よりも優しく手洗いを推奨致します。もし洗濯機を使用する場合は、洗濯ネットにいれて可能な限り、プリント部分の劣化を避けてください。脱水も短時間をお勧め致します。

 

【濡れた状態は湿気の影響でカビの原因となります、素早く、しっかりと乾かしてください】

 

 

雨でぬれた場合、またお洗濯後の長時間放置はカビの原因となりえます、洗濯ができたら素早く干しましょう。干す際にはエコバッグを裏返し、シワを伸ばして形を整えてあげてください。

なるべく広い面積で空気に通る様、ハンガーや洗濯はさみを活用し、干してください。また、直射日光はエコバッグの変色の原因となりえます。空気の通るところで影干しを推奨しております。

 

コットンなどの布地のバッグでシワが残る場合はアイロンをご使用ください。ただし、アイロンをご使用の場合は「低温、短時間」で、また可能な限りプリント部分への高温(熱)は避けて頂きます様、お願い致します。

 

日常的に使うようになったエコバッグ。目に見えない菌や汚れは今時期特に気を付けたいもの。

定期的なお手入れも是非日常に取り入れ、みなさんのオリジナルのエコバッグ、長くきれいにご活用頂ければ幸いです。

オリジナルエコバッグを作る上でのポイント -基礎編-

オリジナルエコバッグを作りたい!

ざっくりとしたイメージがある方、幼稚園・小学校などの卒業記念や、部活や様々な行事などの記念品としてオリジナルエコバッグを製作したい。様々な理由でオリジナルエコバッグのご製作を考えている方がいるかと思います。エコバッグを作ると言っても、生地やかたち、印刷方法なども様々です。また、作ったエコバッグを販売するのか?ノベルティとして配るのか?プレゼントなど、目的もそれぞれ違ってくるかと思います。製作する枚数もそれぞれ違ってきます。オリジナルエコバッグを作る上での基礎的なポイントを今回は説明したいと思います。

 

 

最初のポイントは、既にあるエコバッグ「既製品」と言われているエコバッグにオリジナルのデザインを印刷するか、生地を選んでかたちもパターンから作り、他にはないようなエコバッグ「完全オリジナル」の2つに分かれてくるかと思います。かたちを何種類か選んで、生地の色を選んで作るような「セミオーダー」タイプなどもございます。もちろん、完全オリジナルのエコバッグを作ることが理想となってくるかとは思いますが、寸法や生地など様々な仕様を設定する必要があり、時間もコストもかかるいわゆる「こだわりエコバッグ」となります。ある程度専門的な知識も必要になってくると思います。比べて、既製品のエコバッグにオリジナルプリントするかたちでの製作となりますと、それぞれのエコバッグに印刷範囲というのものが設定されておりまして、その範囲内に印刷したいデザインを作成し、入稿して頂ければ、オリジナルのエコバッグが製作できます。数量も少ない枚数から製作可能で、製作期間もかかりません。短納期で納品するサービスなどもございます。「セミオーダー」タイプとなると、ちょうどその中間という感じでしょうか。

 

 

  • 完全オリジナル製作のエコバッグ

メリット1:生地・かたちなど自分の要望通りに製作できる

メリット2:細部までこだわって製作できる

メリット3:生地に印刷してから縫製すれば印刷範囲にとらわれない

 

デメリット1:製作枚数が多い必要がある

デメリット2:コストが高い・製作期間が長い

デメリット3:専門的な知識が必要

 

完全オリジナルのエコバッグを製作したい方は、まず、製作枚数が多いというのが必須条件にはなってくるかと思います。300枚から製作できますが、3,000枚のご製作でも、同等の既製品よりも割高になってくるかと思います。また、製作期間を十分にとることができる必要もあります。最初の1枚をサンプルとして作り、確認して、量産品として確定するまでの期間も必要になってきます。十分なコストと時間をかけてこだわりのエコバッグを作りたい方にはおすすめです。

 

 

  • 既製品を使用したエコバッグ

メリット1:コストが安い

メリット2:製作期間が短い

メリット3:少ない枚数から製作できる

 

デメリット1:印刷範囲外に印刷ができない

デメリット2:カスタマイズができない

デメリット3:他とかぶる可能性がある

 

既製品のエコバッグにオリジナルプリントする場合は、どんなエコバッグが良いかの選定が重要になってくるかと思います。生地・かたち、たくさんございますので、何を優先にするか、また、印刷する内容も重要です。1色印刷なのか?フルカラー印刷なのか?生地によって、対応できる印刷方法なども異なってきますので、何を印刷するのか?1色印刷にも変換可能なのか?などは重要なポイントになってくるかと思います。やはり結果的には、圧倒的に既製品にエコバッグのオリジナルプリントをする方が多いです。既製品のエコバッグは本当に数が多いので、既製品のエコバッグ選びのポイントもご紹介します。

 

オリジナルエコバッグを作ろう

 

既製品のエコバッグにオリジナルプリントする時のポイント

  1. 1.機能・かたち(折りたたみ機能・保冷機能・肩掛け・マチが広い)
  2. 2.生地(コットン・ポリエステル・麻・デニム・不織布・タイベック)
  3. 3.印刷(1色・2色・3色・フルカラー印刷)
  4. 4.コスト
  5. 5.製作期間

折りたたみエコバッグ

-折りたたみ機能- 能について

エコバッグといえば、コンパクトに折りたたみできるのがポイントという方も多いかと思います。大きく分類すると、マジックテープやゴムなどでまとめるタイプ、内ポケットなどのポケットに入れる形でまとめるタイプ。どちらも非常に人気があります。共通点はコンパクトにできるので、薄手の生地で作られたエコバッグが多いです。

 

保冷タイプのエコバッグ

-保冷機能- 機能について

お弁当などの食品を入れるイメージの方は、保冷機能のあるエコバッグを選ぶのが良いかと思います。内側にアルミ蒸着フィルムが施してあるので、生地に厚みが出るため、折りたたみコンパクトにするという部分ではちょっと劣ることが多いです。

 

レジ袋タイプのエコバッグ

-かたち- 機能について

エコバッグのかたちは本当に様々です。ショルダーストラップがついているような斜め掛けできるタイプや、持ち手が短め、長め、細い、太いなど、この辺はお好みになってくるかと思います。スーパーやコンビニなどのレジ袋と同じ形のタイプや、共通点としては、大きめ、薄手のエコバッグが人気です。持ち手は長めで肩からかけれるエコバッグも注目度高いです。

 

コットンエコバッグ

-コットン- 生地について

コットン生地で作ったエコバッグは、一番人気のエコバッグです。生地の厚みもオンスという単位で、4オンス~14オンスまであり、コットン生地の厚みで全く雰囲気の違ったエコバッグになります。4~6オンスくらいまでの薄手のコットンですと、折りたたむことができますので、エコバッグとしておすすめです。厚手のエコバッグは、普段のお出かけにも使えたるほどの厚みがあり、ミニサイズはランチバッグとしてもおすすめです。エコマークを取得しているものが多く、オーガニックコットンなどもあり、とてもエコです。バリエーションが非常に多いです。

 

ポリエステル素材のエコバッグ

-ポリエステル- 生地について

ポリエステルの生地で作ったエコバッグは、折りたたみ機能の付いたタイプが多いです。色もカラフルなものが多く、同じデザインで同じ印刷色なら、エコバッグの色を変更しても製作コストが変わらないので、カラーバリエーション多く製作することが可能です。ただ、プラスチックを減らすというところでのレジ袋有料化を考えると、ポリエステル生地はちょっとエコじゃないかもしれません。基本的には薄手のエコバッグが多いです。

 

麻のエコバッグ

-麻- 生地について

注目度の高い麻。コットンよりもちょっと茶色味が強い、ナチュラル感あるエコバッグです。エコな雰囲気が漂う、人気の素材です。リネン、ジュートなど、生地の種類もあり、ナチュラルな雰囲気のあるエコバッグを製作したい方にはおすすめのエコバッグです。ジュートは、生地の目が粗いので細かいデザインなどは印刷がつぶれてしまう可能性があるところが注意点です。

 

デニム素材のエコバッグ

-デニム- 生地について

デニム生地は、青いインディゴデニム、水色のウォッシュデニム、ダメージ加工のヴィンテージデニム、ケミカルデニム素材がございます。生地は厚手でしっかりとした生地になります。使い込むと雰囲気の出るデニム素材。デニム素材は、色落ちがあるので取り扱いには注意が必要です。

 

不織布素材のエコバッグ

-不織布- 生地について

いらない端材などを圧縮して作った生地です。コストは非常に安く、薄手のものが多いです。エコバッグとして何度も使用するというよりは、プレゼントや記念品など、何かの配布の時に入れる袋、アパレルなどの福袋としてもよく見かける素材です。

 

タイベック素材のエコバッグ

-タイベック- 生地について

デュポン社が開発した、タイベック生地。基本的には白い薄手の生地で、とても軽く、通気性もあり、強度もある生地です。白い防護服などはタイベックを使用していることが多いです。見た感じは何とも言えない紙のような薄い生地ですがアパレルやアウトドアなどのメーカーでは注目を集めている素材です。

 

-シルク印刷(1色・2色)- 印刷について

とても万能な印刷方法です。版という網目のあるシルクスクリーンというものを印刷する色ごとに作成し、インクを落として手で印刷する方法です。色数が少なく、印刷枚数が多い時にはとても威力を発揮します。版を作成する制版代がかかりますので、色数が多い場合や、枚数が少ない場合は、逆にコストが高くなってしまう印刷方法です。基本的にはどんな生地のエコバッグにも印刷できるとても万能な印刷方法です。生地問わず・1色印刷・大ロット向け。

 

-フルカラーインクジェット印刷(1色・2色・フルカラー)- 印刷について

写真やグラデーションなど、フルカラーでエコバッグにオリジナルデザインをプリントしたい場合に有効な印刷方法です。フルカラー印刷は、シルク印刷に比べてコストが上がるのですが、中では割と安価な印刷方法です。ナチュラル生地、色の薄い生地のコットン、リネンなどのエコバッグにしか対応できず、黒やネイビー、デニムなどの生地色の濃いエコバッグに印刷は向いていません。フルカラーインクジェット印刷は、版代金がかかりませんので、少ない枚数の場合は、1色印刷でもシルク印刷よりも安く製作できることが多い印刷方法です。小ロット、ナチュラルコットン向け。

-フルカラー転写印刷(1色・2色・フルカラー)- 印刷について

ポリエステルの生地にフルカラー印刷する場合によく使われる印刷方法です。転写シートにフルカラー印刷し、シートをエコバッグに熱で張り付けるという印刷方法。コスト的には割高になりますので、価格帯の低いエコバッグにフルカラー転写印刷をすると印刷代金の方がかかってしまう場合がありますのでご注意ください。大ロット・ポリエステル向け。

 

-コスト-

やはり一番気になるのがコストではないでしょうか。製作枚数が多い場合、目安としては、200枚以上の場合は、シルク印刷の1色印刷をすることがおすすめです。200枚未満の場合は、印刷するサイズにもよりますが、シルク1色印刷か、フルカラーインクジェット印刷を選択すると良いでしょう。製作枚数が多い場合は、シルク印刷が圧倒的にコストは安く抑えることができます。ただし、色数にも限界がありますので、グラデーションや色数が多い場合は、フルカラーインクジェット印刷がおすすめです。生地は、不織布が安く、その次に、薄手のコットン、ポリエステル、厚手コットン、麻、デニム、タイベックというのが目安になります。かたちについても、単純に言えば、小さいものほど価格は低くなります。

 

-製作期間-

オリジナルエコバッグの製作期間については、通常は2~3週間が一般的です。印刷したいデザインデータなどの不備があった場合なども考慮して期間を長めにとっておくことが重要です。ナチュラルコットン生地のエコバッグは、シルク印刷、インクジェット印刷関係なく、短納期対応しているものが多いです。お急ぎの場合はお早めに相談することが重要です。

 

オリジナルエコバッグを製作するためのポイントは、色々と細かいことを書きましたが、この4つの要素がとても重要になります。

  1. 1.どんなエコバッグ?(エコバッグの選定)

  2. 2.何を印刷する?(印刷方法の選定)

  3. 3.いつ必要か?

  4. 4.何枚必要か?

 

お問い合わせする際には、この4つの中で決まっていることがあればひとつでもお伝え頂ければ、要望に沿ったアドバイス・提案を受けることができるかと思います。

 

 

オリジナルエコバッグを作ろう

もはやエコバッグの定番機能【折りたたみ】色んな収納方法をご紹介します

エコバッグには欠かせない機能になりつつある【収納】一言に【折りたたみ】や【コンパクト】といっても方法は様々です。今回はエコバッグの【収納】に着目し、オリジナルを備えた商品のご紹介です。

 

■折りたたみ その1 「ゴムで巻くだけ たためるエコバッグシンプル」

 

 

商品名の通り仕様はとってもシンプル、たたんでゴムで巻きつけるだけ。
ゴムバンドは袋へ固定されているので、複雑な付属品は特になく、無くすこともありません。お子さまにもご使用頂けます。

 

 

シンプルだからこそ、オリジナルなプリントが映えるエコバッグです。

 

【バッグの収納方法を動画にしています、是非ご覧ください。】

 

 

 

■折りたたみ その2 「たたんで小さくポケットに ポータブルリフレクター」

 

 

未使用時はエコバッグをたたんでポケットに収納、使用時には収納ポケットが
内ポケットに替わるので小物をいれたりと2wayでご使用頂けます。また反射(リフレクター)材生地を使用しているので、交通安全グッズとしても活用します。

ツートンカラーがかわいくおしゃれなオリジナルエコバッグです。

 

【バッグの収納方法を動画にしています、是非ご覧ください。】

 

 

 

■折りたたみ その3 「ボタンでバッグを固定 たためるエコバッグデイリー」

 

ほぼ毎日使うものだから、収納のしやすさに配慮したエコバッグ。
袋口のベルトでバッグをたたみ巻いたら、ボタンで留めるだけ。小さめの容量はコンビニ等、ちょっとしたお買い物の必需品です。

本体が小さめだから、オリジナルのデザインが映えるエコバッグです。

 

【バッグの収納方法を動画にしています、是非ご覧ください。】

 

 

 

■折りたたみ その4 「くしゃくしゃと固めて絞る ポケットボール」

 

 

付属している巾着部分にエコバッグをくしゃくしゃと収納するのみ。
柔らかいナイロン素材が収納しやすいポイントです。たたむことも省けてしまうので、お手軽感が魅力的。

 

 

収納されたボール型もかわいらしくオリジナリティがあります。ボール部分にもワンポイント印刷ができるので収納した状態でもオリジナルプリントが映えるエコバッグです。

 

【バッグの収納方法を動画にしています、是非ご覧ください。】

 

 

以上、ほんの一部のご紹介ですが、折りたたみタイプは他にも素材や種類を変え、商品は他種多様ご用意しております。

(折りたたみエコバッグ ラインアップはこちら)

 

一つ一つ特徴があるエコバッグ。
収納方法やバッグの形、どんなオリジナルデザインをプリントするか、色んな視点から是非ご希望にあったエコバッグを見つけてください。

全面フルカラー印刷できるエコバッグ「フルカラーマルシェ」のデザイン作成のポイント

ポリエステルの生地にフルカラー印刷をしてからエコバッグを製作する「フルカラーバッグ」というサービスがございます。エコバッグdeポン!というサイトに掲載されている商品です。

エコバッグタイプ、マルシェタイプという2種類をご用意しておりまして、内ポケットが付属し、小さくコンパクトにすることが可能です。各タイプ3サイズございます。この他にもクラッチバッグやサコッシュなどもございます。

 

 

全面フルカラー印刷できので、印刷するデータの作成がちょっと複雑なので、今回は、フルカラーマルシェのMサイズを使ってどのようなデータを作成すればどのようなバッグが出来上がるかというのを説明したいと思います。

まずは、テンプレートの確認です。各バッグの詳細ページの下部にテンプレートダウンロードボタンがあるので、クリックしてPDFをダウンロード。このテンプレートがイラストレーターで開けるので開いてみましょう。開いてみるとこんな感じでエコバッグの展開図のようなガイドがあります。

 

 

グレーの点線で生地をカットして、水色の点線で縫製されてバッグになることが分かります。つまりバッグが完成して目に見える部分は水色の線の内側になるということですね。それを踏まえてグレーの点線のところまで塗り足しを作ってみます。

 

こんな感じでデザインを入れてみました。ポイントは何点かございます。まずは表裏でデザインを変えれるところ。片方にだけ右下にロゴを配置してみました。細かいところですが、こだわってみました。次は内ポケットです。折り返してバッグの内側に縫い付けられるので、ロゴは逆さにして配置しないとダメですね。ここは失敗してしまうポイントですので、良くチェックしてみて下さい。次はパイピングです。そもそもパインピングって?って思う人がいるかもしれません。

 

 

パイピングとは、白丸の部分です。持ち手を縁取るように生地を縫い付けています。黄色の部分は持ち手を補強するために生地をくるっと一周縫い付けてあります。パイピングや補強部分の色だけを変えるとかするのもアクセントになって面白い感じなるかと思います。こちらのバッグを作る際にも底部の紫色にしようか悩みました。今回はメインのイラストがを並べたものを作りました。

実際にこちらのバッグのデザインを入れ込んだテンプレートを参考にしたい方はこちらからダウンロードしてみて下さい。

フルカラーバッグは、イラストレーターのデータが必須になりますので、デザインするにはちょっと難易度の高いバッグです。ただ、仕上がりはとても良い感じになります。画像などの埋め込む場合は解像度の高いものを配置した方がよりきれいに仕上がるかと思います。

個人的なポイントとしては、持ち手の部分や底面の部分を濃いめの色で作成すると、使用していく際に汚れやすい部分をカバーできて、アウトドアなどでも使えるかなと思っています。洗濯保障はございませんが、個人的には何度も洗っていて、問題なく使用できています。

 

 

また、内ポケットにコンパクトに収納できるのが嬉しいポイント。内ポケット部分にもデザインを入れることができますので、小さくたたんだ時にどうみえるかというのを考えて内ポケットをデザインすることができて、デザインするのも楽しくなります。

 

 

余白なしで印刷できて、しかもフルカラー印刷できる贅沢なエコバッグ。しかも10枚から製作可能です。お値段はちょっとしますが、こだわりのあるエコバッグを作りたい方にはおすすめです。

エコバッグdeポン!に一覧が掲載されておりますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

 

エコバッグ印刷に必要な入稿データ。 シルク印刷のデザインデータ、作成方法をまとめました。

 

エコバッグ制作の際にご用意頂く、入稿データ。日々それぞれ思いのこもった、こだわりのデザインをご入稿頂き、とてもうれい限りです。デザインを入稿データにしてお送り頂くのですが…そもそも入稿データとは?シルク印刷に必要な入稿データ、作成から準備方法をまとめました。

 

■シルク印刷の入稿データは単色のデザインをご用意ください。
シルク印刷は絵の具の様なインクを使用し、ベタ塗りでの印刷が特徴的。濃淡やグラデーション再現は出来ないため、入稿データも単色が原則です。

(シルク印刷についてはコチラをご参考ください。)

写真や濃淡のあるデザイン印刷はインクジェット印刷等、その他印刷仕様にてご提案致します。(インクジェット印刷についてはコチラをご参考ください。)

 

 

■画像データの場合は画質にご注意ください。
写真(画像)の印刷でもデザインが単色になっていれば、印刷自体は可能です。ただ、画像データはピクセルと呼ばれる四角の集まりでデザインを描いている為、四角の大きさによってデザインが荒く再現されてしまいます。これを画質とも言いますが、画像データの場合、四角の細かい状態、高画質でのご入稿をお勧めしております。

 

 

■基本の形式はAdobeソフトIllustrator(イラストレーター)で。
イラストを描く専門ソフトになります。データ上でイラストを描くのでデザインの大きさやレイアウト、着色まで、すべてをこのソフトで行えます。パスと呼ばれる線で描くので、画質も問いません。印刷に関するデータでは、一般的に使用されているソフトなのです。最終の入稿データはすべてIllustratorに変換され、工場へ送られています。ではこのソフトがないと入稿は出来ないのか?ご安心ください、最終入稿データへの変換は弊社専門スタッフがお手伝い致します。

 

 

■手書きのイラストだってデータに変換ができます。
データデータと説明しておりますが、「手書きなどのデザインはどうなの?」こんなお問い合わせもよく頂戴致します。ご案件によっては保育園、幼稚園などの記念品でお子さまの描かれたイラストをエコバッグにしたい、こんなご要望も多く頂いております。データじゃないからだめ、なんてことはないのでご安心を。手書きのデザインは基本は先ずスキャン、パソコンの中に画像データとして取り込めれば入稿データとして使うことが可能です。パソコンが苦手な方でもスキャン作業から承れますので先ずはご相談くださいね。

 

 

■入稿データの作成から準備方法を以下のフローでまとめてみました。

 

 

印刷の要となるデザイン、バッグを作る為のデザインなのか、描いたデザインをバッグにしたいのか、エコバッグ制作のきっかけは人それぞれ。ですが、いずれも素敵なエコバッグに仕上げたい。みなさんが同じ考えなのではないでしょうか。カプセルボックスではお客さまのそんなきっかけにお力添えしたく、先ずはお気軽にご相談頂けると幸いです。

 

TODAY’S SPECIALのエコバッグはとても使いやすい!

 

 

 

TODAY’S SPECIAL(トゥデイズズペシャル)のエコバッグはご存知ですか?

 

 

そもそもTODAY’S SPECIAL(トゥデイズズペシャル)とは?

「今日をどう楽しむ?」というコンセプトの、日用雑貨、食材、衣料品などを取り扱っているライフスタイルショップです。場所は自由が丘など都内を中心に展開し、京都、神戸などにもあります。オリジナルアイテムも多数取り揃えてあり、エコバッグをはじめ、マグカップやボトルなど、おしゃれでかわいいアイテムがたくさん。オンラインショップもありますので、気軽に購入が可能です。

 

今回はTODAY’S SPECIAL(トゥデイズズペシャル)のエコバッグをピックアップしました。名前はMARCHE BAG(マルシェバッグ)といって薄手のコットン生地のエコバッグにロゴを大きくプリントしたのが特徴です。このエコバッグの良さは、

 

 

とにかくデカイ!軽い!

 

 

エコバッグでこの大容量はとっても嬉しいサイズになっています。横マチも十分にありますので、かなり中身を入れても大丈夫!スーパーなどでもらえるレジ袋の最大サイズよりも大きいのではないでしょうか?また薄手のコットンを使用しているので、エコバッグ自体に重量感がなく、小さくたたむことも可能です。バッグの中にたたんで入れておけるので重宝します。また、持ち手も太く長いので肩からかけることもスムーズ。持ち手を結んで使っているのを良く見かけます。

 

 

 

 

また、縫製などもざっくりで、キチッとカチッとしていないところがおしゃれ。ナチュラル感たっぷりに仕上がっています。キチッとパイピングすると、ちょっとゴアゴア感が出てしまったり、コストも上がってしまいます。「こんなほつれた感じでいいの?」と思う人もいるかもしれませんが、この感じが小さくたためたり、軽かったりできるポイントのひとつだと思います。

他にも、もうちょっと小さいサイズのMINI MARCHE BAG(ミニマルシェバッグ)、肩ストラップのワンハンドルマルシェバッグなど、どれもいたってシンプルで使い勝手を追求したエコバッグに仕上がっています。ジュート素材もナチュラル感たっぷりで人気あるエコバッグです。このMARCHE BAG(マルシェバッグ)と同じようなかたちのうすでコットンのエコバッグ、とても良く見かけて、もはや定番のエコバッグになっていると思います。よーく考えてみるとスーパーのレジ袋を薄手のコットンに変えただけなので当たり前かもしれませんが。

 

 

 

 

「 雨のち晴れ 」 エコバッグが紡ぐショートストーリー

ペンネーム:黄身川原プリン

その小さなシールを見た瞬間、息が止まった。

 

勤務先のIT企業。
「祭」と題されたその企業主催のイベントを翌日にひかえ、本来は開発担当である自分も準備に駆り出される。まだ客のいない広い会場で、来場者に配るグッズや、パンフレットの仕分けをしていたが、

 

 

それらを入れる肝心の袋が届かない。

 

 

先ほどから担当者が血相変えながら運送業者と電話でやり取りしていて、夜の7時にようやく配達されたそれは、30箱以上の大量のダンボール。中身を聞くとエコバッグだそう。
会社のロゴを売れっ子デザイナーがデフォルメして描いた絵。それが印刷されたバッグに、先ほどのグッズとパンフレットを入れて渡すのだそうだ。

 

 

「ただの袋より、その後も使えるエコバッグの方が印象が良い。」

 

 

このイベントを総括する役員の鶴の一声で決まり、担当者が急いで発注したらしい。
そのため到着もギリギリになり、これから荷詰めすると作業は深夜にまで及ぶだろう。
IT企業と言えど、やっていることは意外と泥臭い。

 

 

 

ダンボールを開け、中を取り出すと、大量のエコバッグが100個単位で大きな透明のビニール袋に梱包されている。そのビニールの表面に貼ってあった「天佑集団」のシール。バッグを製造した中国のメーカーらしく誰も気に留めていない。
しかしそれは父の会社だった。

 

 

 

 

ダッダッダッダッダッダッ

 

 

小気味良い工業用ミシンの音。熟練になれば一息で縫い終わる。
途中で小休止を入れるのは大抵は新人で、変なところで止まるから聞いているこちらが疲れてしまう。そんな音を聞いて育った。

辺鄙な農村に過ぎなかった故郷に、父が生地の縫製を行う「天佑集団」を創業したのは30年前。私が生まれる前の話だ。
今では同業の工場が立ち並び「布の街」として世界からオーダーが来る。

 

 

私が小さい頃、まだ自宅と工場が同じ敷地にあった時には工場が私の遊び場。けれど子供には危険な設備も沢山あるものだから、布の裁断をする大きな機械がある部屋などに勝手に入ると、父に「手がなくなるぞ!!」と叱られ、腕が腫れるくらい竹の定規でぶたれた。

 

 

あまりの剣幕と、腕の痛みに泣いていると、ここよりもっと貧しい寒村から出てきた女工さん達が「ほらほら、もう泣かない」と自分たちの貴重な間食である山査子(サンザシ)の砂糖漬けをわけてくれる。それが私の思い出だった。

 

 

病弱だった母は私を生んだ直後に亡くなっていて、父と娘、二人きりの生活。

 

「勉強しろ」

 

それしか言わない父は朝早くから工場に出て、帰ってくるのは深夜。

 

寂しくもあったが、父が望む勉強だけはしっかりやっていて、成績はいつも学年トップ。その成績表を見せると、普段は見ることのない父の笑顔に接することが出来て、それだけが嬉しかった。

地元の高校を出て、国内理系の最高峰。北京の精華大学へ。
このことは父にとっては相当鼻が高かったようで、合格を告げた時、私には「そうか。良くやった。」と一言返しただけだったが、会社では随分と自慢してまわったらしい。

 

 

その頃、中国の縫製業はより人件費の安いベトナムやカンボジアに仕事を奪われ、苦境に陥っていた。

 

それよりほんの数年前、父のライバル企業たちは、海外のファストファッションブランドの仕事を大量に受注して急成長を遂げていたが、職人気質で、お世辞の一つも言えない父はその波に乗り遅れていた。そのため、町工場に毛の生えた程度の規模なのに、社名に「集団(グループ)」と入れていた父は密かに仲間からバカにされていたようだ。
しかし、そんなバブルも弾け、大手のいくつかは倒産の憂き目に会うのだが、良くも悪くも現状維持で、規模拡大をしなかった父は何とか会社を存続させていた。
また、父の会社の仕事ぶりは業界でも評判で、特に主力の布製のエコバックは「安いのに丁寧」と言われ、小ロットの発注でも決してないがしろにすることはなかった。それも客が離れなかった一因だろう。

 

 

 

発展したとはいえ一地方に過ぎない故郷から大都会の北京に出て、大学近くの寮での一人暮らし。初めて父と離れたことは私の心を軽くした。
もちろん父の気持ちは分かっていた。名門大学で学位を取得し、自分の跡を継ぐ。

 

 

無学の自分が叶えられなかった「グループの夢」を子に託す。

 

 

しかし、学べば学ぶほど、世界を知れば知るほど、家業を継ぐ気にはなれなかった。
そして卒業を間近に控えた最終学年。日本の有名大学院との交換留学の機会を得る。
大学でも優秀な成績を修めていた私には、学費免除と寮費が支給されるという破格の条件が提示され、実家に帰りたくない私は一も二もなくそれに飛びついた。
来年には自分のもとに戻り、後継者となるべく会社に入ると思って期待していた父はこのことに激怒し、父娘の感情的な言い合いの中で「継ぐつもりはない」私はそう告げ、落胆する父に背を向け、日本に「逃げて」きたのだ。

 

父の妹で、母代わりの叔母にはどこで何をしているかくらいは報告していたが、父には一切連絡することもなく6年が過ぎようとしていた。

 

人を出し抜くのが当たり前の猛烈な競争社会の中国と異なり、完全に成熟した日本はとても居心地が良く、大学院の指導教授の薦めで「海外人材枠」として大手家電メーカーに入社し、何となくこの国に居ついてしまった。その後、「日本のIT企業で初めて世界に通用する」と言われているSNSサービスを提供するこの会社にヘッドハンティングされ、開発チームのリーダーとして日々を過ごしていた。

 

しかし、まさかここで父の影を見ることになるとは。

 

 

若手の男性社員がビニールを破り、中身を取り出しては積み上げていく。

 

 

エコバッグの評判はおおむね良好で、それらの意見のほとんどはデザイナーが描いた自社のロゴに対してのものなのだが、「思ったよりしっかりしてるな」とか「意外と丁寧に作られてる」という、バッグ本体を褒める声もあって、父と、私を可愛がってくれた女工さん達が褒められているようで一人ほほ笑む。
ふと足元に落ちていたビニール袋、そこに貼ってある父の会社のシールに目が行く。
先ほどは動転して気付かなかったが、ただでさえ小さな「天佑集団」の文字の上に更に小さく企業スローガンのようなものが書いてある。私も初めて目にするそれは、

 

 

「走你自己的路美」

 

 

とあり、日本語で言えば「我が道を行く、美しき『天佑集団』」とでも訳せる。いかにも中国的なキャッチフレーズだが、

 

 

私にはすぐに本当の意味がわかった。

 

 

私が生まれた日。まだ農村だった故郷の村は干ばつが続いていたらしい。
しかし、母が産気づいたのと前後して雨が降りはじめ、大地を潤す恵みの雨となった。
雨の中、母の命と引き換えに生まれた赤子は「美雨(メイユウ)」と名付けられた。父は私を「美(メイ)」とよぶ。

 

 

メイ、自分の道を歩め。
そのスローガンはそう言っていた。

 

 

父の作ったバッグは世界中に輸出されているが、その中には日本も含まれる。もしかしたら娘の目に留まるかも、と日本行きの荷にだけシールを貼るようにしたのかもしれない。
私だけに分かるメッセージを託して。

この日本で、しかもただの包装に貼った小さなシールを私が目にする確率はゼロに近い。でも、ほとんど故郷の村を出ることもなく、世界の広さを知らない父は何年も愚直に続けた。そう思うと涙が出てきた。

そんな時、ジーンズのポケットに入れてあるスマホが震え新着のメッセージを告げる。画面を見ると、この会社の開発するSNSアプリが「和朋友一起?(友達では?)」と言う。

 

 

そういえば、このツールの中国版が先日リリースされたばかりで、中国出身の私はそのプロジェクトの責任者だった。
まだ数少ない中国人ユーザーの中に、私のスマホに番号登録されていた人がいたのだろう。中国のITベンチャーで働く大学時代の友人たちかな、そう思ってそのリストを見ると、案の定数人の友達の名が続き、

 

一番下に父の名があった。

 

あのお父さんがSNSとはね。きっと私に通知されることも分かっていないだろう。今度は笑いが止まらなかった。

 

「爸爸、你好吗?(お父さん、元気?)」

 

勇気を持って私は送信ボタンを押す。「お父さんのバッグ、好評だよ。」と付け加えて。

 

 

 

 

「 旅の思い出は匂いと共に 」 エコバックが紡ぐショートストーリー

ペンネーム:黄身川原プリン

 

 

クローゼットの奥。

ダンボールを空けると、箱一杯に色々な柄のエコバッグ。
どのバッグも薄汚れていて、お世辞にも綺麗とは言い難いのだが一枚一枚ちゃんと畳まれ、それぞれがジップロックに入れてある。
世界広しと言えども、エコバッグを「真空パック」して保管しているのは僕くらいだろう。

 

 

そしてそれを眺め、ふと思い出す。

 

「写真も良いけど、旅の思い出は『匂い』だよ」

 

そう言って彼女は空になったバッグを広げ、その街の空気をお土産として詰めるように空に向けてぶるぶると振る。
イスタンブール旧市街のマーケット、スペインの教会、バンコクの夜店街で。
財布やらガイドブックやら、バッグの中身を預けられた僕はそれを横で眺める。
旅の仕上げ、明日は帰国という最終日の夜に行う二人の儀式だった。

 

何かと出不精だった僕と、小さい頃から父親の仕事の関係で海外を転々としていた彼女は大学で出会う。そして、半ば強引に海外旅行に付き合うようになった。

 

 

「一つの旅で一つね。」

 

そう言って、旅行前、必ず薄い麻布で出来たエコバッグを購入する。
旅慣れた彼女曰く、高級バッグはひったくりに狙われやすいし、リュックサックではバックパッカーと間違われて、特に若いアジア人はホテルやレストランで冷ややかな態度を取られるらしい。ついでに「麻」が一番匂いが染みつくそうだ。

 

 

「ヨーロッパのセレブは旅先ではエコバッグだよ。アンジェリーナジョリーもそうだし」

 

と、どこまで本当のことか分からないことを言い、肩からエコバックをかけた身軽な恰好で海外の街を颯爽と歩く。そこに重いスーツケースを引きずった僕が付いていく。それが2人の旅のスタイルだった。

 

 

 

 

初めこそ「えー、海外なんて面白いの?」と抵抗していたが、実際に行ってみると刺激的で楽しい。もちろんそれは通訳兼名ガイドの彼女がいてくれるからなのだが、いつの頃からか、アルバイト代を貯めて行く年に数回の海外旅行が二人の共通した趣味になっていた。

 

 

彼女とは同じ歳。

出会った19歳のころから社会人3年目の25歳までの6年間。そろそろプロポーズか、なんて思っていた頃には旅の回数は20回を超えていた。いつものデート、いつもの会話。今度はどこに行こうか?そんな話をしていた時、

 

「何だか最近体が重い」

とにかくパワフルで、風邪すらひいたところを見たことがない彼女がそう言う。

 

「一度病院に行ってきなよ」

そこからはドラマにあるようなお決まりのパターン。

腹膜という臓器を包む「膜」の表面に悪性に肉腫というがんの一種が出来ていて、既に転移し始めていた。若い彼女は細胞活動も活発で、同時に悪い細胞の勢いも凄く、残念ながら今の医学ではそれを防ぐ術はないとのことだった。

 

「エコバッグ。何枚か持ってきてくれない?」

 

 

入院中の彼女からそんなメッセージが入り、仕事の合間をぬって「旅の思い出」を届ける。

何故かバッグの保管は僕の役割になっていて、狭い部屋のかたすみに積まれていたものを、運んでいる途中に「匂いが飛ばないように」とご丁寧に一枚ずつジップロックに入れていく。それを見た彼女が「流石。やることか細かい。君に任せて正解だね。」と笑う。

 

袋を開けては鼻を突っ込み、まるでソムリエのように「うんうん」とうなずく。

 

「それ、エジプト行った時のやつじゃない?ラクダがバッグの端を咥えちゃって離さなかった」、「やっぱそう?何か唾の匂いがする」

 

そんな話も長くは続かず、「ありがとう」と言ってそっと袋を閉じて目をつむる。旅の思い出に浸っているのか、抗がん剤の影響なのか、虚ろな夢の世界へ。

 

 

 

そしてその数日後、彼女は最後の旅に出た。今回だけは僕を残して。

 

亡くなる直前、彼女のご両親や、共通の同級生や、もちろん僕も病室に駆け付けて、涙涙だったのだけど、それは誰かに話すようなことでもないので、心の中に仕舞っておきたいと思う。

 

 

「さあ、今回はどれにしようか」

 

お店でエコバッグを吟味する。

彼女が亡くなってからというものしばらくは旅行どころか何もする気にならなかったが、人間はそう長くも落ち込んでいられない生き物らしい。

彼女の死も過去のこととなり、友人や、新しくお付き合いした方(流石に数年あとの話だけれど)と「どこか行こう」という話になれば、彼女から薫陶を受けた海外旅行熱が再び燃え上がってくる。

 

「何それ?何でエコバッグ?」

 

同行者にそう問われれば「ヨーロッパのセレブは・・・」と講釈をたれる。

旅のお供のバッグと、本当は彼女と訪れたかもしれない異国の街を歩き、現地の空気を、その匂いを吸わせ、家に戻れば「真空パック」する。

かと言って、それを墓前に手向けて旅の報告をするわけでもなく、残念ながら僕はそこまでロマンチストでもない。

でも旅の途中。何の前触れもないほんの一瞬。街角に、空港に、ホテルのラウンジに彼女を感じる。

 

だから僕は安物のバックを持ち歩く。それが二人の目印なのだから。

 

「 Dの世界 」 エコバックが紡ぐ ショートストーリー

ペンネーム:黄身川原プリン

 

 

「久しぶりだな。だけど、うちのボスはああ見えてシャイな人でな。長い間は話せないかもしれない。で、元気だったか?そっちは」

 

 

「まあ、見た通りさ。年相応に老けたよ。」

 

そういう彼は確かに随分とくたびれていたが、それはこちらも似たようなもの。

 

「しかし、昔の仲間に会うなんてな。4年ぶりか?5年か?」

 

「まあ、俺もそれくらいだ。若いのはたまに見かけるがな。このあたりじゃ俺たち世代はお前と俺くらいかもしれない。」

 

全てを達観したような顔で彼が言う。

 

俺たちの仕事はハード。そして怪我でもすればすぐにお払い箱だ。

 

野球選手やサッカー選手も似たようなものだろうが、我々の業界からすればまだ羨ましい。

 

現場に出て、早ければ1週間でオシャカ、火葬場直行。まるでベトナム戦争の兵隊のような「使い捨て」で、それでも毎年、毎月、毎日、新兵が送り込まれてくる。

全く因果な商売だ。

 

だからこそ、昔の仲間に会えると、まるで生き別れた肉親を探し出したくらい嬉しい。

 

「お前が新人の頃、ガチガチで」、「そういえば奴はどうした?」古い友との話は尽きないが、非常のアナウンスが流れる。

 

「次は自由が丘。自由が丘でございます。」

 

別れの時だ。

 

「うちのボス。途中で車両変えるかと思ったんだがな。混んでて身動きとれなかったみたいだ。お陰で随分と楽しかったよ。」

「そうか、ここで降りるのか。。。また、会えると良いな」

「そればっかりは神様に聞いてくれ」

 

わざとおどけた仕草で答える。

「元気でな」お互い目でそう言って別れた。

 

仲間の顔を一目見れば、そいつが誰だか分かるが、傍目には俺たちは一緒かもしれない。

 

白のキャンパス地のどてっ腹には「DELI&DELLCIOUS」と書いてある。

世の中の奴は「エコバッグ」と一緒くたにするが、俺たちはエリートだ。

 

通称「D」そして10年前に前線に送り出された我々は一世を風靡し、その当時、イケてる女子のほとんどは俺達を手にしていた。

 

「Dにあらずはエコバッグにあらず」

 

そう言われるほどの権勢を誇ったのだが、驕れず平家は久しからず。

 

その後は、色々なブランドが群雄割拠し、俺たちは主役の座を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん「D」の新人は今でも街で見かけるが、やはり当時ほどメジャーじゃないし、ましてや昔の友に会うなんてことはない。なんせ俺たちゃ短命だ。ほとんど死んでるだろう。

 

さっきの奴は若い頃表参道店で並んだ仲で、確か若いOLに雇われていったはずだが、さっき奴を膝の上に置いていたのは中年の女性だった。ロートルとして母親のところに配置転換されたのかもしれないが、そんなこと聞くだけ野暮だろう。

 

対して、うちのボスはずっと俺を使ってくれている。

 

自慢の白のキャンパス地は黄ばみ、それを定期的に漂白剤で落とすもんだから、輝けるDの証のロゴはすっかり剥げ落ちてしまったが、今も昔も俺の仕事はボスの弁当を守ること。

今朝もいつもの東横線。勤務先の自由が丘まで行くところを警護していたら、たまたまボスが立った前に座っていた女性の膝の上に「D」の文字。

 

我々の業界で言うところの「D被り」で、女性、特にうちのボスはやたらと嫌う。

 

とは言え、こちらのロゴはすっかり禿げ上がってるし、言わなきゃ分からん。

 

だんまり決めこもうと思ったのだが、ボスの顔を見るとやけにソワソワしてやがる。

 

「被り」に気付きやがったか・・・仕方ない。

 

相手はどうせ新人だろ、と睨みを利かせてみれば、なんと昔の仲間だったという話。

 

「被り」がバレた以上、うちのボスは間違いなく明日から乗る車両を変える。下手をすれば時間まで変えるかもしれない。10年仕えてきたから俺には分かる。

 

だからはあいつと再び会うことは、おそらく、ない。それはきっと奴も分かっているはずだ。

 

それでも最後に古い仲間に会えて良かった・・・

 

 

 

 

 

 

実はここ数ヶ月。マチの調子が悪い。マチってのは、バッグの底のことだ。

 

角の一部が随分痛んでな。すっかり薄くなっちまって破れるのも時間の問題。

 

人間で言えば老衰みたいなもんで「俺も随分ベタな死に方すんな。」そう思うと何だか笑けてくる。ハッハッハ

でも同情なんて必要ない。10年も現場を張った。そろそろ頃合だ。

 

明日か、1ヵ月後か「終り」は確実に来る。

でもそれは「今」じゃない。だったら仕事をするだけ。

それが俺達Dのプライドなのだから。

 

「 風をうけて 」 エコバッグが紡ぐショートストーリー

ペンネーム:黄身川原プリン

100万円を超す値段。

 

なかなか手に入らない希少性。過去の有名女優の名がつけられた女性憧れの高級バッグ。それが自宅に届いて、

 

私の7年は終わった。

 

 

クリスマス。

 

街の喧騒とイルミネーションは人々の心を華やかにし、お金がある人はもちろん、ない人もそれなりにこのイベントを楽しむ。

 

 

「大したものじゃないんだけど・・・」

 

赤と緑のリボンでラッピングが施されたプレゼント袋を開けると「DELI&DELLCIOUS」というロゴの入った白のキャンパス地のバッグで、最近よく見かける高級食材を扱うお店のオリジナル商品だった。

 

 

「弁当入れるのに便利かなと思って」

 

お給料も安いので節約のためにお弁当を持参していたが、お弁当箱の形と当時持っていたバッグの形がなんとも相性が悪く、満員電車でもみくちゃにされると中身が傾いてしまうことが多い。そんな話を随分前にしたが、そのことを覚えていてくれたのだろう。

 

 

そして、言い訳のように、新しいバッグを買ってあげたかったが、年末公演の舞台の支払いがあってどうしてもお金がなかったこと、バイト先の友人に聞いたら、女の子の間で「サブ」として、このバッグを持ち歩くことが流行っていること、このバッグは品薄で数店舗を巡って、ようやく表参道で見つけたこと、そんな話を付け加えた。

 

このバッグがいくらするのかは知らなかったし、後から偶然知ったその値段は思っていたよりは高かったが、それは私にはどうでも良いことで、とにかくなけなしのお金で彼がしてくれた贈り物が嬉しかった。

 

 

 

 

アパレル販売員と売れない俳優。24歳と22歳。薄給女と金欠男。
しかし、そんな二人のクリスマスは本当に幸せで、白地のバッグまでが自分に微笑みかけてくれている。そんな気さえした。

 

「お相手のどんなところに惹かれたのでしょうか?」

 

芸能レポーターがそう問いかけると、「演技派」と評されるその女優さんがはにかみながら婚約者の良いところを口にする。

夕方から何度も繰り返し流されるその映像を目にし、つけなければ良かったと後悔しテレビの電源をきる。部屋は驚くほど静かで、遠くからかすかに電車の走る音がする。

 

この狭い部屋に彼が転がり込んできた月日と同じ、付き合いだして3年が経った頃、彼が大きなチャンスを手にした。

 

NHK朝の連続ドラマ。

 

「朝ドラ」のオーディションに合格し、主人公の「頼りない先輩」という中堅どころの役を得たのだ。

その時まで知らなかったが、朝ドラは東京のNHKと大阪のNHKが交互に制作していて、彼が抜擢されたのは「大阪班」。準備期間を含めると、ほぼ1年間現地にかんづめになるため、彼は「単身赴任」していった。

 

あの時一緒に付いて行ったらどうなったのか?

 

 

そう思うこともあるが、ちょうど私は私でそれに前後して売り場のマネージャーに昇格していたし、何より「ラストチャンス!!」と集中する彼の邪魔をしたくなかった。

 

 

毎日かかってくる電話やメールは彼のワクワク感で満ち溢れていたが、それも撮影が佳境に入ると、2日に1回になり、3日になり、1週間となっていったが、彼が役にのめり込むタイプであることは知っていたので、さして気にもしていなかったし、その頃には、朝出社前に彼の姿をテレビで見る機会が増えていて、それはそれで満足だった。

朝ドラ史上、5本の指に入る視聴率を叩き出したそのドラマは、出演者の多くを人気者にした。中でも飄々とした独特の雰囲気を持ち、舞台出身のしっかりとした基礎を持つ彼の人気はすさまじく、放映終了直後には多くの作品のオファーが舞い込むようになっていた。

 

 

しかし、彼は戻ってこなかった。

 

ドラマが社会現象のようになり、「〇〇ロス」と騒がれるようになった頃、突然連絡が途絶え、私からの連絡にも応じなくなった。そうして別れ話すらなく、私たちの関係は終わってしまったのだ。

 

 

「売れたら、高いバック買ってやる!そんな汚いバッグ捨ててしまえ!!」

 

明日から大阪。という前の晩。狭い部屋でのささやかな宴で、普段は大きなことを言わない彼が唐突にそんなことを言う。3年前にプレゼントされたバッグは、何度も洗濯や漂白を繰り返し、かなりくたびれていて、それが目に入ったのだろう。

 

「楽しみにしてる」そうこたえると、「おう」と一言だけ返した。

 

 

彼が去ってからも、私はそのバッグを捨てらずにいる。

 

 

 

 

我ながら嫌になるが、心のどこかで「いつか」という気持ちが残っていたし、このバッグが彼との「約束」のような気がしていて、どうしてもふんぎりがつかない。

一時期もの凄く出回ったバッグなので、街で同じものを持つ女性とすれ違うことも多く、今朝も電車でそんなことがあったが、そんな時はついつい過剰に反応してしまう。

もちろん、ボロボロだから気恥ずかしいのもある。しかし、周りにとってはただのオシャレなエコバッグかもしれないが、私にとっては違う。一緒にして欲しくない、という自分でも良く分からない気持ちがあるのと、誰かが持つ真新しいそれを見ると、彼と過ごした幸せなクリスマスのことを思い出すからかもしれない。

 

そして今日、お昼の休憩時間。ネットニュースで彼の婚約報道を目にし、家に帰ると同時に差出人不詳の高級バッグが届いた。
彼が一体どういう気持ちでこんなことをしたのか分からない。謝罪なのか、けじめなのか。

しかし、今となってはどうでも良いことだった。
こうして約束は守られ、私の7年は終わった。

 

 

ちなみにバッグはありがたく頂いた。
捨てたり、燃やしたり出来れば恰好良いのだが、値段を調べたら急に現実的になってしまい、買い取りショップに持ち込んだら120万円にもなって、俳優は売れれば儲かるらしい。

そのお金で新しい家に引っ越した。色々な物を捨て、色々な物を買い、それでも残ったお金は相当悩んで、前から興味があったある資格取得のための学校費用に充てた。

実際に行動に移してみると、自分でもびっくりするくらいすっきりして、陳腐な言い方だけど、7年間止まっていた時計の針が動きだした。そんな気がする。

 

そして、例のバッグは。。。。実はまだ持っている。

 

あの日から数日。まるで自分の使命を果たしたかのように底から破れてしまったのだけど、修理専門業者に持ち込んで直してもらったら・・・・その費用はなんと2万5千円!!

店員さんも「買いなおした方が安いですよ」といぶかしがり、こちらも苦笑いするしかなかったが、破れた場所を繕ってもらい、特殊な洗剤でクリーニングをかけた。

おかげで、ちょっとだけ残っていたロゴは完全に落ちてしまったが、見違えるように綺麗になった。修理をしてくれた方の話では、キャンパス地は元々ヨットの帆として使われていたくらいなので、丁寧にメンテナンスすれば抜群に長持ちするらしい。

 

こんな安いバッグに思い入れを持つなんて我ながらバカげている。そう思う。

 

でもこのバッグは私だ。

 

お手軽で、地味で頑丈。そして今となっては高級食材店のロゴも、売れっ子俳優がいつか迎えにくる女というブランドもない。良く見ればお互い傷だらけで「新品」ではないけれど、とりあえずは「真っ白」になれた。

 

突然送られてきた高級バッグ。その意図は分からないが、それは風になり、このバッグを「帆」にして私を前に進めてくれた。

 

旅はまだ長い。まだまだ帆をたたむわけにはいかない。